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ハーブティーの淹れ方で抽出成分が変わる?温度と時間による違いを科学的に解説

目次

へぇ〜!知ってました?

毎日飲んでるハーブティー、実はその抽出方法でポリフェノール類などの成分の抽出量が異なることが、複数の研究によって示されているんですよ。温度と時間、ちょっと工夫するだけで、同じティーバッグから引き出せる成分量が変わるんです。

「えっ、そんなことで?」って思いますよね。でも科学はそこまで細かくちゃんと見てるんです。今日はそんなハーブティーの抽出メカニズムを2つの研究から紐解いていきます。

温度が高いほどポリフェノール類が抽出されやすくなる

まず注目されているのが、抽出温度とポリフェノール含有量の関係です。

📝 Fecka & Turek (2007). Determination of polyphenolic compounds in the infusions of Echinacea angustifolia and Echinacea purpurea roots. Phytochemical Analysis, 18(5), 426–436.

この研究では、エキナセア(民間療法でよく用いられるハーブ)の根を異なる温度で抽出したときのポリフェノール類の含有量を測定しました。結果として報告されているのは——温度が高いほど、ポリフェノール類が水に溶け出しやすくなるということです。

これは物理化学的には、温度が高いほど分子の運動が活発になるため、成分の溶解効率が向上するという理屈。冷たい水でティーバッグを入れるのと、温かいお湯で入れるのでは、温かいお湯の方が成分を引き出す力が大きいと言えます。

つまり、できるだけ温かいお湯(60〜90℃)で淹れるほうが、より多くのポリフェノール類が抽出される可能性があると考えられます。

抽出時間によっても成分量が変化する

次に気になるのが、どのくらい蒸らせばいいのかという問題です。

📝 Fecka & Turek (2007). Determination of polyphenolic compounds in the infusions of Echinacea angustifolia and Echinacea purpurea roots. Phytochemical Analysis, 18(5), 426–436.

同じエキナセアの研究では、抽出時間ごとにポリフェノール量の変化も測定されています。結果としては——

1分から5分の間に急速に成分が溶け出し、その後の増加は緩やかになるというパターンが観察されています。つまり、ハーブティーは最初の数分間で相当量のポリフェノール類が抽出されるということが示唆されます。

また、5分以上蒸らしても成分の増加量は限定的であり、過度に長く蒸らすと苦味や渋みが強くなる傾向があると考えられます。

つまり、効率性と飲みやすさのバランスを考えると、5〜10分の抽出時間が目安となる可能性があります。

つまりこういうこと

温度が高いほどポリフェノール類などが抽出されやすくなる(60℃以上が目安と考えられます)

抽出時間は5〜10分が効率的——最初の数分で相当量の成分が出て、以降は増加が緩やかになる傾向

温かいお湯で適切な時間蒸らすことで、成分抽出と風味のバランスが取れる可能性がある

つまり、ハーブティーから「より多くの成分抽出を期待したい」場合は、温かいお湯(60℃以上、できれば80℃程度)で5〜10分蒸らすことが有効と考えられます。

ハーブティーの特性について

ところで「どんなハーブティーが研究対象になってるの?」という疑問も出てきますよね。

研究で言及されているハーブには:

  • エキナセア — ポリフェノール類が含まれており、抽出温度・時間の影響を受ける
  • セージ — ポリフェノール化合物を含有しており、抽出条件による変化が報告されている
  • その他一般的なハーブティー — 種類によってポリフェノール含有量や抽出特性が異なる

異なるハーブの品種・産地・保管状態によって、成分量や抽出効率は変動する可能性があります。

淹れ方を工夫するなら、温度管理アイテムが便利

ハーブティーの抽出を一定の条件で行いたい場合、以下のようなアイテムが役立つ可能性があります:

温度調整機能付き電気ケトル

80℃などに固定できるため、毎回同じ条件で淹れられます。抽出条件をコントロールしたい場合に便利です。

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高品質のハーブティー

良質なハーブは保管状態が良く、元々の成分量が充実している傾向があります。毎日飲むなら品質選びも一つの工夫です。

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ティーインフューザー

ティーバッグより目の細かいメッシュを使うと、成分の抽出がより均一に進む可能性があります。毎日の一杯にこだわりたい場合に検討する価値があります。

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※本記事の商品紹介は参考例です。購入の強制や効能効果の保証ではありません。科学的な根拠に基づき、個人の判断でお選びください。

まとめ

というわけで、今日も一つ賢くなりましたね!

ハーブティーの成分抽出は、温度と時間という物理的条件によって変化することが研究で示唆されています。科学的に条件を工夫することで、より効率的な成分抽出が可能になるかもしれません。

明日のハーブティータイムから、試しに温かいお湯で5〜10分蒸らしてみてください。抽出条件を変えることで、同じハーブでも異なる飲み心地が得られるはずです。

参考文献:
Fecka & Turek (2007). Determination of polyphenolic compounds in the infusions of Echinacea angustifolia and Echinacea purpurea roots. Phytochemical Analysis, 18(5), 426–436.

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この記事を書いた人

論文ラボ編集長。学術論文を読むのが趣味。難しい研究をカジュアルに、毎日の暮らしに役立つ「へぇ〜」をお届けします。

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