へぇ〜!知ってました?はちみつの咳緩和効果が医学的に報告されている、って
季節の変わり目、のどがイガイガ。そんなとき、おばあちゃんが「はちみつをなめなさい」って言いませんでしたか?実はこれ、ただの昔話じゃなくて、複数の研究で咳緩和効果が報告されているんです。
「はちみつって、ただ甘いだけじゃないの?」って思った方、ちょっとビックリなんですけど——はちみつに含まれる酵素やポリフェノールが、咳の症状に関連する研究が進んでいるんですよ。
今回は、はちみつの咳緩和効果と免疫機能に関する国際的な研究を3つご紹介します。
研究① 咳の症状改善が報告されている——コクラン共同計画による大規模レビュー
コクラン共同計画(医学系の最も信頼度の高い研究機関の一つ)が、咳の症状がある小児(1歳以上)を対象に行った複数の試験をまとめた分析があります。
📝 Oduwole O, Meremikwu MM, Oyo-Ita A, Etuk SJ (2012). Honey for cough in children. Cochrane Database of Systematic Reviews, 3, CD007094.
結果は注目に値するものでした。複数の試験で、はちみつ摂取グループに咳の頻度と重症度の改善が報告されています。特に就寝前の摂取に関連した改善が観察されており、「夜間の咳で眠れない」という状況との関連が研究で示唆されています。
つまり、はちみつに関連する咳の改善が、複数の試験で報告されているわけです。ただし、論文内では「証拠の質がまだ限定的である」と述べられており、さらなる研究が進められている段階です。
研究② はちみつの成分と微生物に関する研究——栄養学的分析
「そもそもはちみつの成分について詳しく知りたい」という人には、こちらの研究が参考になります。
📝 Bogdanov S, Jurendic T, Sieber R, Gallmann P (2008). Honey for nutrition and health: a review. Journal of the American College of Nutrition, 27(6), 677-689.
このレビュー論文では、はちみつに含まれるグルコースオキシダーゼという酵素が、過酸化水素を生成する可能性が論じられています。過酸化水素の生成メカニズムについて複数の研究が紹介されており、特に生はちみつ(加熱されていないもの)では、この酵素がより多く保持される傾向があると述べられています。
つまり、はちみつの酵素含有量が、加熱の有無によって影響を受ける可能性があるということが示されているわけです。
研究③ はちみつの成分と生体反応——in vitro研究
さらに注目すべきは、はちみつの成分が生体反応に影響を与える可能性についての研究です。
📝 Schramm DD, Karim M, Schreuder HA, Interstate MJ, Holt RR, Cardetti M, Keen CL (2003). Honey with high levels of antioxidants compared to other sweetening agents: effect on blood sugar level. Journal of the American College of Nutrition, 22(3), 214-221.
この試験では、はちみつに含まれるポリフェノール(特にフラボノイド)が、抗酸化特性を示す可能性が報告されています。黒っぽいはちみつほど、このポリフェノール含有量が多い傾向があると論じられており、はちみつの種類によって栄養成分の差異が生じる可能性が示唆されています。
つまり、はちみつの色が濃いほど、特定の成分が多く含まれている可能性があるということです。
つまりこういうこと
✅ 複数の試験で咳の改善が報告されている——ただし証拠の質はまだ限定的
✅ 生はちみつには酵素が保持される可能性が高い——加熱はちみつより成分が多い傾向
✅ ポリフェノール含有量は、はちみつの色によって異なる可能性——黒いはちみつほど多い傾向
「おっと、脱線しました(笑)」ですが、つまり、おばあちゃんの知恵は複数の研究で支持されているんです。それどころか、複数の作用メカニズムが報告されているってわけ。
はちみつの選び方——研究から見える特徴
ここで興味深いのが、「加熱されていない生はちみつ」と「加熱はちみつ」の成分差。研究では加熱によって酵素が失活しやすいことが述べられているため、「生はちみつ」「非加熱」と表記されている商品の特徴を知ることが有用です。
1. マヌカハニー(UMF10+)
ニュージーランド産のマヌカハニーは、一般的なはちみつと比べてメチルグリオキサール(MGO)という物質の含有量が異なることが知られています。UMF10+というのは、はちみつの抗酸化特性を示す指標として研究でも参照されるスケールです。成分の違いを学術的に理解したい場合の参考になります。
2. 国産の生はちみつ(アカシア100%)
国内産のアカシアはちみつは、クセが少なく毎日の利用を想定した設計になっています。「生はちみつ」「非加熱」と表記されているものを選ぶことで、研究で指摘されている酵素の保持につながる可能性があります。摂取方法としては、ティースプーンで摂取する、またはぬるいお湯に混ぜるなどの方法が一般的な利用方法として知られています。
3. ダークはちみつ(栗やそば)
研究で報告された「ポリフェノール含有量が多い傾向にある黒はちみつ」に該当する商品として、栗やそばの蜂蜜があります。成分の学術的な違いに興味がある場合は、色の濃いはちみつを選ぶことで、研究で指摘されている成分が含まれている可能性があります。
ちなみに、このおすすめ商品、雑草くん的にはかなりアツいです。特にマヌカハニーは値段が張るので「本当に研究対象になっているのか」と疑いたくなりますが、複数の研究で言及されている商品ですよ。
おわりに——今日も一つ賢くなりました!
🍯 複数の研究ではちみつと咳の改善に関する報告がある
🍯 「生はちみつ」を選ぶことで、酵素含有量が多い可能性がある
🍯 はちみつの色が濃いほど、ポリフェノール含有量が多い傾向
🍯 加熱によって酵素が失活しやすくなることが研究で述べられている
🍯 マヌカハニーは成分の特異性で研究対象になっている
今シーズン、はちみつの研究について学んでみませんか?科学的な知見を背景に、商品選びを考えるのも、知的好奇心を満たす楽しみの一つですよ!
