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観葉植物はストレスを和らげる?心理研究から読み解く

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デスクの植物でストレスが減る?研究が示す「緑の効果」

在宅ワークが広まってから、部屋に植物を置く人が増えましたよね。「なんとなく癒される」という感覚は科学的に裏付けられているのでしょうか?三碧 雑草くんです。今回は観葉植物とストレスの関係を調べた研究を紹介します。

Korean大学の実験(Lee 2015)

Lee MS, et al. (2015). “Interaction with indoor plants may reduce psychological and physiological stress by suppressing autonomic nervous system activity in young adults.” Journal of Physiological Anthropology, 34(1), 21.

韓国の研究チームは、成人24名を対象に「コンピューター作業」と「観葉植物の植え替え作業」を行う2条件を比較しました。各条件で心拍変動(HRV)・血圧・主観的ストレス感を測定したところ、植物との関わり作業は交感神経活動の抑制と副交感神経活動の促進を示し、コンピューター作業に比べて生理的・心理的ストレス指標が有意に低下しました。

「見るだけ」でも効果はある?

Lee 2015の研究は植物との能動的な関わり(植え替え)を条件としていますが、別の環境心理学の知見では「緑を視覚的に認識するだけでも自律神経に影響する」ことを示す研究もあります。ただし今回の記事ではLee 2015に焦点を当て、「触れる・世話をする」行為のストレス低減効果として理解するのが正確です。

アテンション・レストレーション理論

自然環境(植物も含む)がストレスや注意疲労を回復させるメカニズムとして、環境心理学者Kaplan夫妻が提唱した「アテンション・レストレーション理論(ART)」があります。自然の要素は無意識的な注意(fascination)を引き起こし、意図的な集中によって疲弊した認知資源を回復させる、という理論です。観葉植物を眺める行為もこの枠組みで説明できると考えられています。

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まとめ

  • 植物との関わり作業がコンピューター作業と比べて交感神経活動を抑え、生理的・心理的ストレスを低下させた(Lee 2015)
  • 「緑を見る・触れる」行為はアテンション・レストレーション理論でも説明できる
  • 世話が簡単な植物から始めるとハードルが低い

植物を一鉢デスクに置くだけで、仕事中の気分が少し変わるかもしれません。小さな緑から始めてみてはいかがでしょう。

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この記事を書いた人

論文ラボ編集長。学術論文を読むのが趣味。難しい研究をカジュアルに、毎日の暮らしに役立つ「へぇ〜」をお届けします。

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