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朝の光で体重が変わる?光と代謝の意外な関係

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朝日を浴びると体重が変わる?光と体内時計の関係

「早起きは三文の得」という言葉がありますが、朝の光が体重にまで影響するとしたら?三碧 雑草くんです。今回は、朝の自然光と体重・BMIの関係を調べた研究を紹介します。

Northwestern大学の研究(Reid 2014)

Reid KJ, et al. (2014). “Timing and intensity of light correlate with body weight in adults.” PLOS ONE, 9(4), e92251.

米Northwestern大学の研究チームは、成人54名を対象に、一週間にわたって手首型デバイスで光暴露量と睡眠パターンを測定し、BMIとの関係を分析しました。その結果、「午前8時〜正午の間に明るい光(500ルクス以上)を浴びた量が多い人ほどBMIが低い」という有意な相関が観察されました。この関係は、カロリー摂取量・活動量・睡眠時間・年齢を統計的に調整しても維持されました。

なぜ朝の光がBMIと関係する?

研究チームは体内時計(概日リズム)を介したメカニズムを提唱しています。目に入る光は視交叉上核(SCN)という脳の部位を刺激し、体内時計を調整します。概日リズムが乱れると、食欲ホルモン(グレリン・レプチン)のバランスや脂肪代謝に影響が出ることが動物実験や別の研究で示されています。朝の光がこれらを正常化する方向に働く可能性があるわけです。

相関であって因果ではない点に注意

この研究は観察研究であり、「朝日を浴びれば体重が減る」という因果関係を示したものではありません。たとえば「アクティブな人は外出が多く朝の光を多く浴びる」という逆向きの関係性も否定できません。ただし、複数の交絡因子を調整しても相関が残ったことは注目に値します。

日常に取り入れるなら

研究知見を参考にするなら、午前中に20〜30分程度、窓際や屋外で自然光を浴びる習慣が考えられます。曇りの日でも屋外の照度は室内の数倍あります。

  • 朝食を窓際でとる
  • 通勤・通学の一部を徒歩にする
  • 午前中に少し外へ出るウォーキング習慣

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まとめ

  • 午前中の明るい光とBMIの低さには有意な相関が観察されている(Reid 2014)
  • 体内時計を介した代謝・食欲ホルモンへの影響が推定メカニズム
  • 観察研究のため因果断定はできないが、朝の光を浴びる習慣はリスクが低く試しやすい

コストゼロで始められる「朝の光活」、まずは明日の朝から試してみてはいかがでしょう。

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この記事を書いた人

論文ラボ編集長。学術論文を読むのが趣味。難しい研究をカジュアルに、毎日の暮らしに役立つ「へぇ〜」をお届けします。

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